AGA治療で薬は何が使われている?【効果・副作用を徹底解説】

AGA治療で使われている薬って何?

詳しく解説して欲しい。

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

・AGA治療で使われている薬

・費用や効果が実感できる期間

AGA治療を考えている方は、今から解説する3つの成分だけ理解すればOKです。

この記事を読めば、ぼったくりAGAクリニックに騙されることがなくなります。

AGA治療で使われている薬

AGA治療で使われている薬

AGA治療で使われている薬(成分)は3つあります。

・ミノキシジル

・フィナステリド

・デュタステリド

1つ1つ解説していきます。

AGA治療薬①ミノキシジル

AGAの治療で使われている成分の1つは「ミノキシジル」です。ミノキシジル外用薬の名前としては、「MINOX」などが有名です。

現在の日本では、「発毛剤」の成分としてもミノキシジルは使用されています。「リアップ」などが有名です。

ミノキシジルは、日本で認められている数少ない発毛成分です。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルは毛包に直接作用し、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進することによって、発毛及び毛髪の成長を促します。

男性型脱毛症診療ガイドラインでは、ミノキシジルの外用は推奨度Aで、男性型脱毛症において使用を強く勧められています。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジル5%製剤の長期投与試験結果によると、被験者の8%の方に湿疹と炎症が生じたとされています。

塗布した箇所に、かゆみや炎症が出現した場合には使用を中止してください。

このような症状が度重なる場合は、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。

AGA治療薬②フィナステリド

AGAの治療で使われている成分の2つ目は、「フィナステリド」です。

フィナステリド内服薬の名前は、「プロペシア」「フィナ」「フィンペシア」などが有名です。

フィナステリドの効果

まずは、AGAの原因を知っておく必要があります。

AGAの原因

テストステロンが悪玉男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)に変換され毛乳頭にある受容体と結合することで、髪の毛が十分に成長することなく抜けてしまいます。

フィナステリドは、テストステロンがAGAの原因とされるDHTに変換されるのを抑えてくれる効果があります。その結果、脱毛を抑制してくれるのです。

フィナステリドも、男性型脱毛症診療ガイドラインで推奨度Aで、男性型脱毛症において使用を強く勧められています。

フィナステリドの副作用

フィナステリドの国内長期投与データによるとフィナステリド1mgは、48週間の臨床試験で、被験者の5%に副作用が認められています。(リンク先で、「その他」をクリックで詳細が見れます。)

主な副作用は、以下の通りです。

・肝機能障害
・勃起機能不全
・乳房圧痛

詳しくは、プロペシア添付文書情報をご覧ください

AGA治療薬③デュタステリド

AGAの治療で使われている成分の3つ目は、「デュタステリド」です。

デュタステリド内服薬の名前は、「ザガーロ」「DUTA」などが有名です。

デュタステリドの効果

デュタステリドも、テストステロンがAGAの原因とされるDHTに変換されるのを抑えてくれる効果があります。

デュタステリドも、男性型脱毛症診療ガイドラインで推奨度Aで、男性型脱毛症において使用を強く勧められています。

フィナステリドとの違い

デュタステリドもフィナステリドも、5α-リダクターゼという酵素を阻害することで、DHTに変換されるのを抑えてくれます。しかし厳密には、作用する酵素の型が違ってきます。

5α-リダクターゼという酵素には、I型とII型が存在しています。

フィナステリドはII型のみを阻害します。一方、デュタステリドはII型とI型の両方を阻害します。

このような違いがあることから、フィナステリドが効かない患者にも、デュタステリドなら効果が期待できます。

デュタステリドの副作用

デュタステリドの国内長期投与試験によると、被験者の16.7%に副作用が報告されています。

主な副作用は以下のとおりです。

・多毛症
・肝機能障害
・勃起機能障害

AGA治療薬の費用

AGA治療薬の費用

AGAの治療に使われている薬は、基本的にクリニックで受診して処方してもらう必要があります。

ミノキシジル

ミノキシジルは、医薬部外品のリアップなどに配合されていて、Amazonや楽天でも購入することができます。

今回は、AGAクリニックで使われている「ミノキシジル外用薬」の費用の相場を紹介します。

ミノキシジル外用薬の相場:6,000円〜12,000円

私が調べた限りでは、6,000円が最低ラインでした。

フィナステリド

AGAクリニックで使われている「フィナステリド」の費用の相場を紹介します。

フィナステリド内服薬の相場:3,000円〜8,000円

私が調べた限りでは、3,000円が最低ラインでした。

デュタステリド

AGAクリニックで使われている「デュタステリド」の費用の相場を紹介します。

デュタステリド内服薬の相場:3,000円〜10,000円

私が調べた限りでは、3,000円が最低ラインでした。

個人輸入での費用は?

今まで紹介してきた薬は、個人輸入でも購入することは可能です。

値段もクリニックより安く購入することができるのが多いのが現状です。勝手に個人で輸入するので、自己責任での購入になります。

個人輸入での購入の仕方や費用については、薬機法に詳しい弁護士を雇って解説してくれているYouTuberも存在します。

ぜひ検索してみてください。

AGA治療薬の効果が実感できる期間

AGA治療薬の効果が実感できる期間

AGA治療薬の効果が実感できる期間は、成分によって変わります。

ミノキシジル

ミノキシジル5%製剤の長期投与試験結果によると、ミノキシジル5%では「4ヵ月以上」の使用で効果がみられるとされています。

フィナステリド

プロペシア添付文書情報によるとフィナステリド1mgを「6ヶ月以上」の使用で効果がみられるとされています。

デュタステリド

ザガーロ添付文書情報によると、デュタステリドを「6ヶ月以上」の使用で効果がみられるとされています。

まとめ:AGA治療で使われている薬

AGA治療で使われている薬(成分)は、3つだけ知っていれば問題なしです。

・ミノキシジル

・フィナステリド

・デュタステリド

ほとんどのAGAクリニックは、この成分を用いてAGA治療を行っています。

フィナステリドで脱毛を抑制する

ミノキシジルで髪を生やす

現状では、この治療が一般的です。

ちなみに「育毛剤」には、上記の成分は配合されていません。

ホームページをよく見てみると、「髪の毛が生えてくる」とは、一言も書いてありません。

よく調べてみると面白いですよ。

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